研究課題/領域番号 |
15760182
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 首都大学東京 (2005) 神奈川大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
西内 信之 首都大学東京, システムデザイン学部, 准教授 (70301588)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 視線検出 / 画像処理 / カラーコンタクトレンズ / コンタクトレンズ / ヒューマンインタフェース / 視線入力 / 眼球運動 / 生体計測 / 人体計測 / クロマキー |
研究概要 |
昨年度までの視線検出用カラーコンタクトレンズの基本設計および検出精度向上に向けた改善を基に、本年度は応用に向けた研究を展開した。具体的には、次の内容について研究を進めた。 1.新たな視線入力用カラーコンタクトレンズの設計 これまで研究を行ってきた視線検出用カラーコンタクトレンズのマークの色・形状・配置などの基本設計を基に、更なる検出精度の向上・安定化を図るための検討を行った。これまでの基本アイデアでは、円形状のマークが画像平面に射影されたときの楕円の歪みを利用し、楕円の長短軸の比からコンタクトレンズの法線ベクトルを求めていた。本年度は、この円形状マークの直径の違いによる検出精度への影響を模型眼の実験により検証を行った。実験結果では、マーク直径が大きくなるほど検出精度は安定したが、後述の瞼によるマーク部分の隠蔽を考慮して、本研究ではマーク直径8mmのものを採用した。 2.視線検出精度の向上に向けた改善 本手法の実用的なレベルでの応用を考え、照明条件の変化による検出精度への影響について検証を行った。また、被験者の違いから生じる瞼によるマーク部分の隠蔽について、模型眼による実験により検出精度の評価を行った。実験結果より、瞼によりマーク部分の直径の15%が隠蔽された場合でも、応用に耐えうる検出精度が得られることがわかった。 3.視線入力システムインタフェースの改善 昨年度の本手法を応用した視線入力システムインタフェースの基本設計をもとに、文字入力インタフェースを想定したシステムの開発を行った。本年度、改善された検出精度をもとに、1アイコンあたりの大きさを50mm×50mmに設定し、インタフェースの画面構成をデザインした。
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