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静止形電力変換器用PLLと,変換器出力の同期引込に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760198
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関京都大学

研究代表者

舟木 剛  京都大学, 工学研究科, 助教授 (20263220)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードPLL / 同期 / 変換器 / 位相検出 / 出力制御 / 有効電力 / 三相回路 / 単相回路
研究概要

平成16年度は,電力回路用PLLを変換器制御系に適用した変換器の単独及び,複数台動作させた場合の応答解析を行なった。
1.PLLを適用した変換器の応答特性の解析
開発したPLLを変換器制御系に組み込み,従来型位相検出方式を用いた場合との定常状態・事故等の過渡状態における応答の違いについて検討を行った。実験結果と,PLLの線形化簡略モデルを用いた計算機シミュレーションによる変換器の解析結果と比較・対比し,PLLの応答が示す非線形性の変換器出力へ影響について評価した。また,系統の短絡容量に対するPLLの特性輝及ぼす変換器出力応答特性への影響についても検討を行った。
2.複数台の変換器を系統連系した場合の同期引込特性の検討
上記検討で得られたPLLを含む変換器の応答特性より,変換器の計算機シミュレーションに用いる安定度解析用非線形モデルを作成し,実験結果と比較検討を行った。さらに,複数台の変換器が系統連系されている条件下において,変換器間の同期引込条件について検討を行った。
なおPLLにおける変換処理は,アナログ回路では実現が難しいため,DSP又はCPLDを用いたデジタル信号処理で実現した。このためにまず,計算シミュレーションプログラムATP-EMTPを用いて,実時間処理のための信号処理アルゴリズムを開発し,複素ベクトルの導出処理の違いによるPLLの特性の違いについて明らかにした。次に,開発したアルゴリズムをDSPボードに搭載し,実時間処理の可否・計算精度について検討した。同時に,計算アルゴリズムをハードウェア記述言語HDLでモデル化し,CPLD上でハードウェア化することにより実現し,検討に用いた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] A jitter less VCO model in PLL for EMTP simulation2004

    • 著者名/発表者名
      T.Funaki, T.Hikihara
    • 雑誌名

      Trans.IEE, Japan 124B(11)

      ページ: 1381-1382

    • NAID

      10013712974

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 分散電源系統連系システムのPLLを用いた制御方法に関する考察2004

    • 著者名/発表者名
      澤田 理, 引原 隆士, 舟木 剛
    • 雑誌名

      電子情報通信学会 電子通信エネルギー技術研究会 EE2004-55/CPM2004-1

    • NAID

      110003202776

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] PLLを用いた分散電源系統連系システムの実験的検討2004

    • 著者名/発表者名
      澤田 理, 引原 隆士, 舟木 剛
    • 雑誌名

      電気関係学会 関西支部連合大会 G5-11

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 岩根, 舟木, 引原: "三相不平衡補償を考慮した単相太陽光発電システムの系統連系手法"電気学会論文誌D. 2. 215-222 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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