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ネットワーク環境に応じた無線マルチホップ端末の自律制御・調整方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760259
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 通信・ネットワーク工学
研究機関新潟大学

研究代表者

柄沢 直之  新潟大, 工学部, 助手 (30313505)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードBluetooth / マルチホップ通信 / MBNET / ネットワークトポロジ
研究概要

自端末の周囲の状況から動作アプリケーションに適したネットワーク構造を構築するために必要な情報を取得するために,Bluetoothの通信技術を利用する。Bluetoothの同期確立機能により周囲の機器・端末を自動的に認識し,それらの端末(ノード)の情報を特定のノード(BS)に集約する。ここで収集するノード情報は,BSまでのマルチホップ中継数と空間位置情報である。従来,Bluetoothを用いたスキャッタネットでのパケット配信の際,ブリッジになったノードのピコネットの切り換えにより,性能低下が生ずる問題がある。この問題に対し,スキャタネットを用いずにピコネットだけでネットワークを構成するMultihop Bluetooth Network (MBNET)を提案した。MBNETでは,各ノードにBluetoothデバイスを2つ装備すること,ピコネットに接続可能なノード数を制限することにより,通信状況に応じたネットワークの構成,通信速度制御が可能である.このMBNETにおいて,BSに集約された他のノードの情報を基に,任意のノードからBSへの,共通の中継ノードを持たない通信経路を最低限2つ有するようなトポロジ構築アルゴリズムを提案した。どのノードにおいても独立な通信経路を2つ持つことを優先したアルゴリズム,BSへの平均中継ノード数を少なく抑えるアルゴリズムを提案し,計算機シミュレーションによる性能評価を行った。
一方,提案するアルゴリズムの実装のため,本年度購入した開発用ソフトウェアによる開発環境を整備した。さらに,本年度購入した移動携帯端末(PDA)と無線通信デバイス(Bluetooth)を用いて基本性能評価用実験システムの整備を開始し,各機器の動作確認を行った。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hirofumi Asano: "Connectivity Experiments in a Bluetooth-Based Multi-Hop Networks"The 6th International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications (WPMC'03). MA7-4 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 長谷川貴史: "マルチホップブルートゥースネットワーク(MBNET)のトポロジ構築アルゴリズムの性能評価"2004年電子情報通信学会総合木会講演論文集. B-5-111 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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