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多孔質コンクリートへのもみ殻灰の適用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760330
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・施工・建設マネジメント
研究機関秋田大学

研究代表者

徳重 英信  秋田大学, 工学資源学部, 助教授 (80291269)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードポーラスコンクリート / もみ殻灰 / 木片 / ゼオライト / 塑性粘度 / 降伏値 / 空隙率 / 圧縮強度 / 強度
研究概要

ポーラスコンクリートへのもみ殻灰の適用と天然資源の有効利用および木質系廃棄物の有効利用に関して基礎的検討を行った結果,以下の事柄が明らかとなった。
1)フレッシュ時のもみ殻灰混和ペーストの塑性粘度・降伏値ともみ殻灰混和率,水結合材比の関係を明らかににし,パラメータの設定を行った。また塑性粘度・降伏値の測定は現有の回転粘度計で行い,フロー試験とともに,各配合の流動特性を明らかにした。さらに,シリカフュームを用いた場合との比較も行い,もみ殻灰を用いた場合の流動特性の評価も行った。
2)もみ殻灰をポーラスコンクリートに混和する際の基礎的検討として,もみ殻灰混和モルタルを作製し,その強度特性および早期材齢での強度発現について明らかにした。
3)端材である杉木片および天然ゼオライトを骨材に用いたポーラスコンクリートを作製し,単位容積質量,空隙率,圧縮強度,弾性係数および透水係数等の物理的性質を明らかにした。
4)上記3)のポーラスコンクリートを用いて,保水性能試験を行い,保水性能を必要とする緑化コンクリート等への適用のための基礎的検討を行った。
5)天然ゼオライトを骨材に用いたポーラスコンクリートの強度特性を明らかにし,また圧縮試験時の破壊モードを詳細に観察することにより,骨材が低強度である場合に,結合材の粘性および強度を向上することが,ポーラスコンクリート全体の強度向上にどの程度影響するかについて,考察を行った。
6)ポーラスコンクリートの耐凍害性能に関して基礎的な検討を行った.
7)建設工事の際に大量に廃棄されている伐根材を破砕し,ウレタン系結合材および骨材として用いてポーラスコンクリートを作製し,物性とアプリケーションに関して検討を行った。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 文献書誌 (4件)

  • [雑誌論文] 天然ゼオライトを骨材に用いたポーラスコンクリートの物理的性質2005

    • 著者名/発表者名
      徳重英信, 川上 洵, 鈴木弘実
    • 雑誌名

      セメント・コンクリート論文集 No.58

      ページ: 195-200

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 伐根材を用いたポーラスポリマーコンクリートの物理的性質2004

    • 著者名/発表者名
      佐藤健悦, 徳重英信, 栗本康司
    • 雑誌名

      平成15年度土木学会東北支部技術研究発表会講演概要

      ページ: 566-567

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 一面凍結持続試験によるポーラスコンクリートの残留ひずみ2004

    • 著者名/発表者名
      徳重英信, 川上 洵
    • 雑誌名

      平成15年度土木学会東北支部技術研究発表会講演概要

      ページ: 580-581

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] もみ殻灰混和モルタルの振動締固めと強度発現に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      徳重英信, 川上 洵, 和田一郎
    • 雑誌名

      セメント・コンクリート論文集 No.57

      ページ: 231-236

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Study on Utilization of Rice Husk Ash for High Strength Mortar2004

    • 著者名/発表者名
      Hidenobu Tokushige, Makoto Kawakami, Ichiro Wada
    • 雑誌名

      Proc.of the RILEM Int.Symp.on Environmental-Conscious Materials and Systems for Sustainable Development

      ページ: 395-403

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Porous Polymer Concrete Using Polyurethane Resin and Chipped Aggregates Made of Wood Wastes2004

    • 著者名/発表者名
      Hidenobu Tokushige, Makoto Kawakami, Yashuji Kurimoto, Hidefumi Yamauchi, Takanobu Sasaki
    • 雑誌名

      Proc.of the RILEM Int.Symp.on Environmental-Conscious Materials and Systems for Sustainable Development

      ページ: 329-337

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤健悦, 徳重英信, 栗本康司: "伐根材を用いたポーラスポリマーコンクリートの物理的性質"平成15年度土木学会東北支部技術研究発表会講演概要. 566-567 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺友隆, 鈴木弘実, 徳重英信: "ゼオライトを骨材に用いたポーラスコンクリートの物理的性質"平成15年度土木学会東北支部技術研究発表会講演概要. 570-571 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 徳重英信, 川上 洵: "一面凍結持続試験によるポーラスコンクリートの残留ひずみ"平成15年度土木学会東北支部技術研究発表会講演概要. 580-581 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 徳重英信, 川上 洵, 和田一郎: "もみ殻灰混和モルタルの振動締固めと強度発現に関する研究"セメント・コンクリート論文集. No.57. 231-236 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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