研究課題/領域番号 |
15760342
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
原田 隆郎 茨城大学, 工学部, 助手 (00241745)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 健全性診断 / 分散構造同定 / 知能情報処理技術 / ヘルスモニタリング / 遠隔センシングシステム / 自律分散制御機能 / センサネットワーク / 遠隔制御システム |
研究概要 |
本研究では知能分散型劣化同定法の実構造物への適用性について検討することを目的として、既存の劣化同定法を高度化するとともに、計測データの遠隔的な取得システムの検討を行い、知能分散型劣化同定システムの開発に関する検討を行った。本年度の研究成果は、(1)現地計測データによる損傷判定手法の有用性の確認、(2)遠隔センシングシステムの開発、(3)同定システムにおけるの最適化アルゴリズムの高度化の3点である。 (1)では、まず実構造物の現地遠隔計測を実施し、時系列的な荷重と構造物の応答データの関係を得ることができた。そして、取得データにより実構造物の劣化状況の簡易評価を実施し、劣化・損傷の有無を診断した。これにより、現状の実構造物には致命的な劣化および損傷はないことを確認し、継続的な遠隔モニタリングの必要性を提案した。 (2)では、遠隔センシングおよび遠隔制御、自立分散型制御の各機能を備えた実用的な遠隔センシングシステムのプロトタイプを作成した。このシステムはLON-WORKSを利用したネットワーク型の遠隔センシングシステムである。システムの性能確認試験を実施し、対象構造物と監視システムとの遠隔センシングおよび遠隔制御能力、また、複数種類・複数個のセンサ間の自立分散型制御能力について確認できた。 (3)では、未計測データの補完のために、応力誤差二乗方程式の最適化過程において遺伝的アルゴリズムを使った新しい最適化アルゴリズムを提案した。これまでの相互結合型ニューラルネットワークを利用した最適化アルゴリズムに比べて同定未知数を考慮した定式化が不要であること、また同定計算処理時間が短縮できるとともに、少ない情報で多くの未知同定箇所の劣化同定が可能であることが確認できた。
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