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経年劣化を受ける鋼部材の残存性能診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15760351
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学・維持管理工学
研究機関大阪大学

研究代表者

大西 弘志  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70283728)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード腐食 / 画像処理 / 残存性能 / 鋼部材 / 表面凹凸 / 疲労
研究概要

本研究では,塗装などの処理を施した鋼構造部材に腐食損傷が発生した場合,その表面に何らかの変状が現れることを利用し,鋼構造部材の母材表面に発生した腐食損傷を複数のデジタルカメラから得られる画像により検出するシステムを構築し,その検出結果と実際に鋼構造部材の母材部分に発生している損傷との相関を明らかにすることを目的とした研究を推進してきた.
昨年度は画像処理システムの構築と塗膜の表面変形と腐食量の関係を明確にするための研究を進める為,デジタルカメラ3台を用いて画像から部材表面の凹凸検出を行うためのシステム構築を試みた.しかしながら,昨年度にも報告したようにこのシステムの開発は困難を極めたため,本年度はこの開発を一時中断し,他の方法により鋼材表面の状況と鋼部材の疲労耐久性の関係を明らかにすることを考え,鋼部材に荷重が作用したときに発生する変形に着目し,鋼部材の疲労耐久性を評価することを考えた.そこで,本年度は腐食した鋼部材の表面にマーキングを施した試験片を用意し,デジタルカメラによる変形の追跡がどの程度可能なのかを確認するための試験を実施した.この試験の結果,デジタルカメラによる変形の把握は画像取得の際の条件設定によっては適切にできる可能性が高いことを確認し,また,腐食鋼板の腐食量と変形性情の間にこれまで確認できていなかった関係が存在していることが判明した.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 腐食鋼板の力学的挙動に関する実験的研究2005

    • 著者名/発表者名
      大西弘志, 松井繁之
    • 雑誌名

      構造工学論文集 Vol.51A(in press)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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