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湿気をトレーサーとする多数室換気測定法に関する応用的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760444
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関岩手県立大学盛岡短期大学部

研究代表者

本間 義規  岩手県立大学盛岡短期大学部, 生活科学科, 助教授 (90331272)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード換気測定法 / 湿気 / 熱水分同時移動 / パラメータ同定 / 模型実験 / システム同定 / 漏気 / 同定
研究概要

非常に単純な隙間分布を仮定した室内空間の湿気容量の設定値に関するシミュレーション検討および実測との比較検討を行った.シミュレーションは,移流を含む換気系と連成した,壁体を1次元熱水分同時移動問題として扱う多数室モデルを用いた.本検討では,より解析しやすいように3次元物体を1次元物体に近似する手法の検討である.比較対象とする実モデルでの測定結果は,換気等の移流の影響を受けること,内部での水分発生量などの詳細な把握が困難なこと,また建築材料の使用量の詳細な把握や境界条件の3次元性などの問題があるが,当該材料を1次元半無限体として扱い,それに表面積を乗じる方法でもほぼ妥当な結果が得られる可能性を確認した.
また,学生の研究テーマの題材としてアクリル模型実験の追加実験を行い,湿度の発生方法と実験データの近似方法の再検討を行った.その結果,実住宅クラスの規模では市販の加湿器を応用するレベルでパルス発生を行ったとしても,一般的な湿度センサーでそれを感知できるほどの変化を作り出すことは難しいことが明らかとなった.一般的な利用には,一定発生法を応用する方法が現実的であることがわかった.
さらに,実際への適用を睨んで,拘束条件付き最小2乗法などを応用した非線形計画法(NLSSQP法)のプログラム開発検討,シミュレーション値と実測値とからDSO法で予測するプログラム開発を行った.
以上より,単純な系ではある程度の精度での同定は可能であるが,隙間分布が複雑化する場合に対する精度評価などの課題が残った.今後,別の機会にこれらの点について検討を行いたい.

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 湿気をトレーサーとする換気測定法に関する模型実験2005

    • 著者名/発表者名
      伊藤由美子(指導教員:本間義規)
    • 雑誌名

      卒業研究論文集第7号(岩手県立大学盛岡短期大学部) 第7号

      ページ: 53-54

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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