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江戸の建築・都市景観に関する写真史料の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760473
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関広島大学

研究代表者

金行 信輔  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90335703)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード建築史 / 都市史 / 写真史料 / 江戸 / 近世史 / 史料学 / データベース
研究概要

1 写真史料の収集・整理
前年度に引き続き、幕末・明治初期に撮影された写真史料(古写真)のうち、江戸以来の武家屋敷(大名屋敷)・寺社などの建築・都市景観に関するものの収集・整理を行なった。ただし、江戸城・増上寺・浜離宮など幕府関係の施設については、きわめて多数の存在が認められたため、それ以外の対象を写した写真の収集・整理を優先することとした。
その結果、幕末期の撮影と推定される写真は前年度より増加し、ベアト撮影の写真を中心に45点(同じ原版による重複を含む)ほど確認できた。また、明治初期の撮影のものは、150点程度(うち63点は、『THE FAR EAST』誌掲載写真)の存在を確認した。以上の写真については、その被写体・所蔵機関・掲載写真集などの情報をデータベース化した。写真の所蔵機関は下記のとおりである。
・東京都写真美術館・横浜開港資料館・徳川林政史研究所・東京国立博物館・霞会館・放送大学附属図書館・国際日本文化研究センター・長崎大学附属図書館・ライデン大学
2 写真史料の分析
前年度に引き続き、収集した写真史料のうち、とくに貴重と認められた写真(愛宕山からのパノラマ・三田綱坂・秋月藩黒田邸・市谷八幡町・永田町のパノラマ・浅草寺など)について、関連する建築図面(屋敷図・境内図)・文献史料(「旧幕府引継書」など)を所蔵機関(国立国会図書館・東京大学附属図書館など)において収集した。そして、収集した資料を写真と比較・照合しながら、被写体の特定作業、建築・都市空間の形態的特徴の分析を行なった。また写真の歴史史料としての可能性と限界について、史料論的視点から考察を行なった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 江戸大養寺門前の表店・裏店と居住者の職種2005

    • 著者名/発表者名
      金行 信輔
    • 雑誌名

      日本建築学会中国支部研究報告 第28巻

      ページ: 893-896

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 古写真と屋敷絵図による大名江戸屋敷の建築形態に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      金行 信輔
    • 雑誌名

      福武学術文化振興財団平成15年度年報

      ページ: 39-46

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 金行 信輔: "江戸羅漢寺三匝堂の写真史料について"日本建築学会中国支部研究報告集. 第27巻. 921-924 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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