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電気化学処理法によるバラスト水処理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760604
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 船舶海洋工学
研究機関広島大学

研究代表者

新宅 英司  広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50263728)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードバラスト水 / 電気分解 / 凝集効果 / 直流電源 / 金属電極 / 濁度 / 細菌 / COD / 植物プランクトン
研究概要

本研究は,船舶のバラスト水を効果的に処理する電気化学処理用の電源装置,および,その処理システムを開発することを目的としており,初年度の平成15年度は,プランクトンを効果的に処理するための電源条件の実験的に検討し,電流・電圧・周波数等の電源条件,電極材料,電極の配置等と水質変化,プランクトンの除去効果の関係等を明らかにし,最終年度の平成16年度は海水温や多種のイオン濃度の計測結果をフィードバックして電源電圧・電流を自動制御する電源システムを構築することを予定していた.2年間の研究の結果,以下のことを明らかにした.
・平成16年度:前年度の成果を基に,より高電流を流すことのできる電源装置により,処理効果について検証を行った.この結果,アルミニウム電極を用いた直流電気分解において,発生する水酸化物と気体を撹拌することにより,沈殿することなく水面近くに分離できることを示した.また,電気分解処理において,水温,水質といった項目よりも,濁度を基準として処理条件を設定した方が効果的に処理できることが判明したので,分光光度計と光ファイバーを用いた簡易型の濁度測定装置を開発し,電解処理中に処理水の状況をモニタリングすることに成功した.これにより,電解処理状況に応じた処理装置を構成することが可能となった.
以上の研究で,実海域での実験は実施することができなかったが,電気分解によるバラスト水処理の可能性について,基礎的な検討を完了したと言える.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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