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新しいタイプのゲノム不安定「一塩基不安定性」の原因遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15770004
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 遺伝・ゲノム動態
研究機関国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター)

研究代表者

高田 江里子 (大河内 江里子)  国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), 発がん研究部, 室長 (50300942)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード遺伝子不安定性 / 点突然変異 / 乳がん / ラット細胞株 / DMBA / PhIP / hprt / マイクロサテライト / lacI / ゲノム不安定性 / ラット / 動物モデル
研究概要

一塩基不安定性は、マイクロサテライト不安定性を示さないにも関わらず点突然変異の増加を示すゲノム不安定性として、ラット及びヒト乳がん細胞株で認められることを我々が以前報告した。その原因遺伝子の同定を目的として、一塩基不安定性を示す乳がん細胞株と示さない乳がん細胞株との間で遺伝子発現プロファイルを比較することとした。昨年度までに、雌(lacI-transgenic F344 Big Blue【○!R】 x SD)F_1ラットに7,12-dimethyl-benz[a]anthracene (DMBA) 50mg/kgを投与して誘発した乳がんから、13系統のラット乳がん細胞株を樹立した。このうち7系統の細胞株については、マイクロサテライト変異の著しい上昇は検出されず、マイクロサテライト不安定性を示さないことを確認した。本年度は、hprt遺伝子の点突然変異を指標に、これらDMBA誘発ラット乳がん細胞株が、細胞10^2個から10^6個まで増える間に蓄積する点突然変異頻度を測定した。その結果、解析した6系統の乳がん細胞株はいずれも、ラット正常乳腺上皮細胞と比較して点突然変異頻度の上昇は示さず、一塩基不安定性は陰性であることがわかった。一塩基不安定性を示すことがすでにわかっている2-amino-1-methyl-6-phenylimidazo[4,5-b]pyridine (PhIP)誘発ラット乳がん細胞株と、今回得られたDMBA誘発ラット乳がん細胞株とでGeneChip【○!R】解析を行い、遺伝子発現を比較したが、発現プロファイリングは両者で大きく異なり、候補遺伝子の同定には至らなかった。同一の方法で誘発した乳がん細胞株で比較することが重要であり、今後、一塩基不安定性の有無を判定していないDMBA誘発ラット乳がん細胞株について解析する必要がある。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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