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癌抑制遺伝子産物Tobによる細胞増殖制御機構と細胞の癌化・老化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15770123
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 亨  東京大学, 医科学研究所, 助手 (50334280)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードTob / 細胞周期 / リン酸化 / 増殖抑制
研究概要

増殖抑制因子Tobは生理的レベルでは細胞が静止期を維持することに寄与しており、その増殖抑制活性はMAP kinaseファミリーのErkI/2によるリン酸化で制御されていることを明らかにしてきた。さらに増殖制御の分子機構を明らかにするためにTobをbaitにしたyeast two-hybrid screeningを行った。Tobのリン酸化状態に応じて相互作用が変化する因子の同定も踏まえて、baitにはTobのリン酸化型変異体、非リン酸化型変異体を利用した。その結果、転写抑制に関わる分子や新規リン酸化酵素などを単離し、実際に細胞内の過剰発現の系で相互作用することを明らかにした。今回同定した分子は、リン酸化型Tob、非リン酸化型Tobのどちらとも結合するという結果であったが、いずれの分子もTobの増殖制御とかかわりが深いと考えられ、さらに解析を進めた。Tobと転写抑制に関わる分子は細胞の増殖を強調的に抑制するということがわかった。さらに、その転写抑制に関わる分子が結合するモチーフがTobのアミノ酸配列上にも存在することが分かり、その領域に点変異を導入したTob変異体は相互作用が顕著に弱くなることが分かった。また、これらTob上の点変異はすでに相互作用することを示しているCaf1やHADCなどの分子との相互作用にも強く影響することがわかった。
他方、新規リン酸化酵素との関わりでは、TobはIn vitro、及びIn vivoで新規リン酸化酵素の自己リン酸化を抑制するということ、新規リン酸化酵素のキナーゼ活性は細胞増殖抑制に必要であることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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