研究課題/領域番号 |
15770135
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | (財)大阪バイオサイエンス研究所 |
研究代表者 |
三浦 浩一 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 分子生物学部門, 研究員 (20360349)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 小胞輸送 / Arf / カドヘリン |
研究概要 |
Arf6は形質膜を中心とした小胞輸送を制御する低分子量Gタンパク質であり、接着分子であるE-カドヘリンや様々な膜受容体の局在を制御する事により、細胞の運動性や浸潤性を調節すると考えられている。昨年度までに上皮細胞で主に発現する接着分子であるE-カドヘリンだけでなく神経系の細胞で主に発現するN-カドヘリンの細胞内局在性もArf6により制御される事、N-カドヘリンの強制発現によりE-カドヘリンの細胞内への取り込みが促進される事、さらにはこのE-カドヘリンの細胞内への取り込みがArf6の不活性型変異体であるArf6T27Nにより阻害される事等を明らかにした。本年度はN-カドヘリンを発現するアデノウイルスベクターを作製し、一過性に全ての-MDCK細胞にN-カドヘリンを発現させた際のE-カドヘリンの動態を検討した。その結果N-カドヘリンの発現により、ほぼ全てのE-カドヘリンは細胞間接着部位から消失し、細胞内のエンドソーム様の小胞に局在した。しかしながらE-カドヘリンの総蛋白量はウイルス感染前後で大きな差は無く、エンドサイトーシスされたE-カドヘリンは分解経路に輸送されるのでは無く、主にリサイクリング経路に輸送されるものと考えられた。これは、E-カドヘリン小胞がリソソームのマーカーとほとんど共局在しない、という以前得られた結果と一致した。以上の知見を基にGFPなどを利用して生細胞中のE一およびN-カドヘリンの細胞内局在性を検討する事が今後の課題である。
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