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アワノメイガの分子生態学-2つのミトコンドリア系統は何を意味するのか?-

研究課題

研究課題/領域番号 15780038
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用昆虫学
研究機関東京大学

研究代表者

星崎 杉彦  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (10270894)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアワノメイガ / ミトコンドリアDNA
研究概要

北海道(亀田郡),九州(熊本県西合志町)より得られたアワノメイガ個体について,アミラーゼ遺伝子イントロン領域の多型を調査した.近縁種ヨーロッパアワノメイガにおいてアミラーゼ遺伝子のゲノム塩基配列が判明しており,それを他の昆虫のアミラーゼ遺伝子と整列させて,Exon1とExon2の間(イントロン2)およびExon7とExon8の間(イントロン8)をそれぞれ増幅するため,イントロン1,2の各々について2組のプライマーを設計した.
[イントロン2]片方のプライマー組については,700bp前後および600bp前後のDNA断片が増幅され,個体によりどちらか1方または両方のDNA断片が得られるかPCR増幅が成功しない場合もあった.得られたDNA断片の大小は,ミトコンドリアDNAの系統(AまたはB)とは特に関連していないようであった.イントロン2にはサイズを胃にするalleleが存在する可能性が考えられた.もう一組のプライマーについては,個体により最低1本から最大4本のDNA断片が増幅され,そのサイズも600bp前後から1500bp強に至る変異があった.このDNA断片の個体変異はミトコンドリアDNAの系統とは特に関連していないようであった.
[イントロン8]どちらのプライマー組を用いても,PCR産物を得ることはできなかった.
これらの結果は,「ミトコンドリアDNAと同様に核DNAにも2つの系統が存在する」という仮説を支持していない.またイントロン2に関しては,プライマー組によって増幅されるDNA断片がかなり異なったことから,本種のアミラーゼ遺伝子には重複が生じている可能性が考えられ,興味深い.

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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