研究課題/領域番号 |
15780071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 倫子 京都大学, 農学研究科, 助手 (40322151)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 高圧力 / 生体膜 / 膜タンパク質 / 変性 |
研究概要 |
高圧が生体組織や細胞や生体高分子に与える影響に関する基礎研究と食品、薬学、医学への応用研究が進展している。その中、ひとつの研究成果として、動植物の組織あるいは微生物(特に酵母)を高い圧力(1000〜4000気圧)にさらすと、細胞内物質が漏出する現象と、逆に細胞内物質が細胞内に浸透するという現象が報告されている。このような高圧力下での物質の"動き"をたやすくする原因を明らかにすることを目的とし、本年度は、生体膜タンパク質のモデルとして酵母Saccharomyces cerevisiaeより原形質膜に存在するアルギニントランスポーターを精製し、これの構造と機能を解析した。原形質膜の単離は、そこに存在するATPaseの活性を指標として高純度で得ることができた。さらに、アフィニティークロマトグラフィーを行い、トランスポーターを濃縮した。精製アルギニントランスポーターはポリアクリルアミドゲル電気泳動により単一バンドで得ることができた。さらに精製アルギニントランスポーターの基質認識にはアミノ基ではなく、カルボキシル基が必要であることを明らかにした。
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