研究課題/領域番号 |
15780131
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京海洋大学 (2004-2005) 東京海洋大学(水産) (2003) |
研究代表者 |
坂本 崇 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (40313390)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | マイクロサテライト / 遺伝子地図 / 連鎖地図 / 耐病性 / QTL解析 / マダイ / 遺伝形質 / 連鎖解析 |
研究概要 |
1.マダイマイクロサテライト連鎖地図の作成 昨年度までに合計132マーカー座からなるマダイマイクロサテライト連鎖地図を作成した。今年度は、昨年度開発したマイクロサテライトマーカーを用いて、新たに41マーカー座をマッピングし、合計173マーカー座を用いたマダイマイクロサテライト連鎖地図を作成した。 2.マダイイリドウイルス耐病形質を識別可能な遺伝マーカーの単離 (株)日本水産・中央研究所大分海洋研究センターにおいて飼育されているマダイイリドウイルス耐病性系統と感受性系統を交配したF_1家系を作出し、このF_1家系に感受性系統を戻し交配したマダイイリドウイルス耐病形質解析家系を作出した。この戻し交配家系において、マダイイリドウイルス人為感染実験を行い、各個体の表現型(生存と死亡)を評価した。各個体のゲノムDNAを抽出し、マイクロサテライトマーカーを用いてマーカー型を解析した。各個体の表現型とマーカー型との関連性を連鎖解析した結果、イリドウイルス耐性形質と関連する6マーカー座を明らかにした。さらに、この解析家系で耐病性形質と有意差な関連性みられたマーカー座に関して、遺伝的背景の異なる2家系でも連鎖解析を行った。その結果、6マーカー座のうち、2マーカー座で他の解析家系でも同様の関連性が見出された。この2マーカー座は、マダイイリドウイルス耐病形質を識別可能な遺伝マーカーとして特に有効であると考えられた。 3.マダイMHC class Iとマダイイリドウイルス耐病形質との関連性の解析 マダイMHC class Iをマダイマイクロサテライト連鎖地図上にマッピングした結果、マダイイリドウイルス耐病形質と関連性のあるマイクロサテライトマーカーが存在する領域と異なる領域にマッピングされた。この解析家系では、マダイMHC class Iはイリドウイルス耐性形質との関連性は低いと考えられた。
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