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農村における自然再生事業による生物多様性の保全に関する経済評価

研究課題

研究課題/領域番号 15780152
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関東京農業大学

研究代表者

田中 裕人  東京農業大学, 国際食料情報学部, 講師 (00339095)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード自然再生事業 / 生物多様性 / 経済評価 / CVM / CHAID / ラムサール条約 / 農村の多面的機能 / 環境保全 / 環境ボランティア / マングローブ / 環境評価
研究概要

本研究は、沖縄県那覇市と豊見城市にある漫湖を対象にして、自然再生による生物多様性の保全に関する研究を行ったものである。
漫湖は、国場川の河口に形成された泥の干潟であり、日本の重要湿地500にも、選定基準2、3、4で選定されている。漫湖は渡り鳥の飛来地として重要な役割を果たしており、ラムサール条約に登録された湿地であるが、最近の10年間にマングローブ林が約10ha繁殖しており、渡り鳥の生息地面積の減少、ゴミの不法投棄、土砂の堆積、水質の悪化等の問題が発生している。実際に、漫湖における水鳥の確認種数及び確認羽数ともに減少傾向を示している。
このマングローブ林を伐採し、その地域の環境を以前の状態に戻すという自然再生が連絡協議会等で検討されている。しかし、研究代表者が昨年行った調査で明らかになったこととして、マングローブ林を伐採した方が良いという意見と、現状維持が良いという意見が二分していることがある。
そこで、本研究では、水鳥の飛来地の環境変化に関連の深いマングローブ林と清掃ボランティアに関する住民意識について、CHAIDやCVMを適用して分析を行った。調査は郵送アンケートによるものであり、対象者は那覇市と豊見城市の住民とした。その結果、マングローブ林の認識については、良いものであると認識する被験者のグループには都市近郊農業地域である豊見城市在住の被験者が多く含まれたこと、清掃ボランティアについては、ラムサール条約について「知っている」と回答した被験者のグループが比較的高いWTPを有していること、マングローブ林に対して良いイメージを有していない被験者グループが比較的高いWTPを有していることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 水鳥の飛来地の環境に関するCHAIDによる分析2004

    • 著者名/発表者名
      田中裕人, 児玉剛史, 加藤弘二
    • 雑誌名

      農村計画学会誌 23巻4号

      ページ: 211-218

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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