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PRL-3による大腸癌の浸潤・転移機構の解明とがん転移能診断

研究課題

研究課題/領域番号 15790180
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関神戸大学

研究代表者

仙波 秀峰  神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00302092)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード大腸癌 / PRL-3遺伝子 / 浸潤・転移 / マウス肝転移モデル / siRNA / in situ hybridization / 予後
研究概要

(1)大腸癌におけるPRL-3遺伝子発現の検索:
大腸癌細胞株におけるPRL-3遺伝子過剰発現は全ての細胞株で観察された。患者大腸癌組織においてもRL-3遺伝子mRNAレベルの高発現は腫瘍の進展度、特に静脈侵襲や肝転移を有する症例で有意に高発現することが分かった(in situ hybridization法)。PRL-3遺伝子高発現は将来的な肝転移発生も予測可能であり、大腸癌の悪性度・転移能診断に非常に有効である可能性が示唆された。
(2)大腸癌細胞株を用いたいPRL-3の機能の検索:
全ての大腸癌でPRL-3が高発現しているため、PRL-3発現ベクターの大腸癌細胞への導入から、siRNAを用いた細胞内発現PRL-3機能抑制効果の検討へ実験を変更したPRL-3 siRNA導入により速やかに大腸癌細胞内PRL-3発現は抑制され、それに伴い細胞の形態的変化、浸潤能・運動能低下を引き起こしていた。このPRL-3による細胞運動抑制効果は、PRLファミリーにPRL-1遺伝子と比べて非常に強いことも明らかとなった。
(3)肝転移モデルマウスを用いた実験:
PRL-3siRNA導入を行ったDLD-1大腸癌細胞をヌードマウス脾臓に注入し、肝転移の形成を検討した。PRL-3遺伝子発現を抑制したDLD-1は肝転移巣形成が著明に抑制され、この遺伝子の過剰発現が肝転移形成に重要な役割を果たすことが判明した。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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