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地域医療情報ネットワーク運用における患者の個人情報保護と情報倫理教育に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15790267
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医療社会学
研究機関宮崎大学 (2004)
宮崎大学(医学部) (2003)

研究代表者

板井 孝一郎  宮崎大学, 医学部, 助教授 (70347053)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード地域医療情報ネットワーク / 個人情報保護 / 患者プライバシー / 連結可能匿名化 / 連結不可能匿名化 / 電子カルテ / 情報倫理教育 / 自己情報コントロール権 / IT / 個人情報 / バイオバンク / 不正アクセス
研究概要

2年間の研究を通じて、地域医療情報ネットワーク運用における患者の個人情報保護に際する倫理的ポイントについて、以下の点を明確にした。
1.診療目的など、患者に直接利益が還元される1次利用の場合は、Need to Know(知る必要性)の原則に基づいたアクセス・レベルを設定することを前提に、患者取り違え防止の観点からも個人識別情報との分離(=連結不可能匿名化)は行なわない。
2.医学研究目的など、患者に直接利益が還元されない2次利用の場合は、原則として個人識別情報と分離し、マッチング不可能な状態(連結不可能匿名化)とし、追跡調査などが不可欠な場合など、個人識別情報とのマッチングなしでは、その研究の意義自体が損なわれてしまう場合に限り、その根拠を明示し、必要性が認められた場合にのみ、識別情報とのマッチングを可能(連結可能匿名化)とする。
3.データの2次利用を行なうにあたっては、患者に必ず「連結可能匿名化」とするのか、「連結不可能匿名化」とするのかを明示し、その同意を得ること。連結可能である場合には、どの程度の識別情報との連結が行なわれるのか(氏名、生年月日、現住所、電話番号、本籍、配偶者の有無、職業、家族歴)、また連結の必要性の理由、ならびにその管理方法についても通知し、同意を得ておくこと。
4.また「連結可能匿名化」を採る場合には、データの保存期間を提示し、たとえ保存期間内であっても、当該患者に不利益が生じた場合、自らの意思でデータの修正・削除を請求できることを保障する。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「電子医療情報社会」を生き抜くための情報倫理教育とは?2004

    • 著者名/発表者名
      板井 孝一郎
    • 雑誌名

      画像電子学会誌 第33巻・3号

      ページ: 377-382

    • NAID

      10013114280

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 医療情報と生命倫理2005

    • 著者名/発表者名
      越智貢, 板井孝一郎[編著]
    • 総ページ数
      415
    • 出版者
      太陽出版
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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