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食品アレルギー治療のための食品アレルギーメカニズムの解析-IgEレセプター高発現B細胞移入動物を利用した基礎的検討-

研究課題

研究課題/領域番号 15790331
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関(社)北里研究所

研究代表者

倉本 雄一郎  社団法人北里研究所, 北里研究所メディカルセンター病院, 研究員 (30342661)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードローズベンガル / IgE / in vivo / ε鎖mRNA / ε鎖胚型転写物
研究概要

これまでに、マウスBリンパ腫WEHI-279細胞株をローズベンガルと共に培養後、培養上清中および細胞破砕液中のIgE濃度をELISA法にて測定したところ、ローズベンガルを終濃度100μMで添加したとき培養上清中および細胞破砕液中双方で実験対照群に比して高濃度のIgEが検出された。さらに、WEHI-279細胞を終濃度100μMのローズベンガルと共に培養し、培養後の生細胞中ε鎖mRNAおよびε鎖胚型転写物をRT-PCR法にて測定したところ、実験対照群に比して強いε鎖mRNA発現が認められた。一方、実験対照群とローズベンガル添加群のε鎖胚型転写物発現は同程度であった。以上の結果より、ローズベンガルによるWEHI-279細胞株のε鎖mRNA発現増強およびIgE産生促進作用が示唆された。一方、ローズベンガルはε鎖胚型転写物発現を増強しなかったことから、IgMからIgEへのクラススイッチに影響を及ぼさないことが推察された。
そこで、本年度においてはBALB/cマウスを用い、BALB/cマウス脾臓細胞の抗体産生に及ぼす経口投与したローズベンガルの影響について、培養上清中のIgE抗体濃度を指標として検討した。その結果、ローズベンガル経口投与群由来の脾臓細胞培養液中IgE濃度はPBS経口投与群(コントロール)に比して低かった。一方、ロースベンガル経口投与開始2日後にLPSおよびIL-4を腹腔内に投与したマウス由来の脾臓細胞培養液中IgE濃度はPBS経口投与群に比して高かった。以上の結果より、ローズベンガルは単独ではIgE産生を増強しないが、LPS+IL-4存在下ではIgE産生を増強することが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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