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WASP欠損マウスに自然発症する腸炎の原因解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15790353
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

磯本 一  長崎大, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90322304)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードWASP / knock out / mouse / IL-8 / IL-1 / NF-kappaB / gene target / colitis
研究概要

本年度はWASP欠損がもたらす免疫生物学的変化を、主として細菌感染(Helicobacter pylori)に対する宿主反応性という観点から検討した。WASP次損した、あるいは欠損のない細胞株(線維芽細胞)に、H.Pyloriを感染させ、培養上清中あるいは細胞homogenate中のIL-1、IL-6、IL-8、TNF、RANTES、MCP-1など炎症性腸疾患の病態に深く関与するサイトカインを測定してみた。Il-1、IL-8において有意差を認めた。これらのchemokineあるいはproinflammatory cytokineはNF-kappaBによりその遺伝子転写が制御されていることが知られているため、p65、p50を中心としたNF-kappaB dimeric proteinsのリン酸化や活性化の定量をWestern blot、ELISA、EMSAなどの分子生物学的手法を用いて解析した。P50がより深く関与しているとの中間成績を得ているが、今後さらに解析していく必要がある。WASP欠損マウスを用いた研究に関しては、ハーバード大学医学部から移送したマウスの生存率、交配後の妊娠率が極めて悪く、その遺伝的背景をPCRなどで解析した。但し、WASPの遺伝的欠損は確認され、解剖学的、病理組織学的、免疫染色などでは、腸炎が自然発生することは、確認された。従って、新たに独自にWASP欠損マウスを作成すべく、免疫生物学的検討やジーンターゲッテングの最新技術の取得に準備を進めている。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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