研究課題/領域番号 |
15790435
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
長濱 清隆 横浜市立大学, 医学部, 助手 (00336538)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 抗好中球細胞質抗体 / CpG / 抗基底膜抗体症候群 / 糸球体腎炎 / 自己抗体 / Myeloperoxidase / モデルマウス / CpGモチーフ / ANCA関連腎炎 |
研究概要 |
本研究計画では、CpGモチーフを用いたANCA関連腎炎および抗基底膜抗体腎炎のモデルマウスの確立を目的とする。ANCA関連腎炎モデルマウス作製にはmyeloperoxidaseを用い、抗基底膜抗体腎炎モデルマウス作製にはGoodpasture症侯群の原因とされているcollagen type IV alpha3鎖NC1ドメインを用いた。CpGモチーフはB細胞やマクロファージ、樹状細胞が発現しているToll-like receptor 9(以下TLR9)をreceptorとし、免疫グロブリンやサイトカイン産生、補助機能分子発現誘導等を介して自然免疫における重要な役割を担っていると考えられている。 Recombinant myeloperoxdase(以下rMPO)とCpGオリゴDNAをアジュバントとともにマウスの腹腔に投与(0週、2週、4週の3回)し、第8週まで観察した。マウスはB6およびbalb/cの2系統を使用したところ、balb/cマウスにおいて第6週目よりMPOに対する抗体を認めた。コントロール群(rMPOとnon-CpGオリゴDNAを投与)では8週目まで抗MPO抗体の上昇は見られず、抗MPO抗体の出現にCpG DNAが関与している可能性が示唆された。第8週目に腎組織像を観察したが、明らかな糸球体病変は確認できなかった。B6マウスでは実験群、コントロール群ともに血清学的および病理組織学的に変化は認めなかった。今後、balb/cマウスを用いANCA関連腎炎モデルマウスとしてふさわしい条件を検討していく予定である。加えて、TLR 9に対して抑制性に働くinhibitory CpG DNAの開発を行い、腎障害の改善あるいは予防に有効かどうか検討する予定である。 Collagen typeIV alpha3鎖NC1ドメインの組換え蛋白を作製したが不溶性であるため、可溶化させるべく現在条件検討中である。
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