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脳虚血に対する組織保護的遺伝子導入法と効果に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 15790457
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関東海大学

研究代表者

平林 久幸  東海大, 医学部, 助手 (60328143)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード局所脳虚血 / ラット / マクロファージ / 遺伝子治療 / 血管新生
研究概要

[研究目的]ラット中大脳動脈閉塞モデルにおいて、ラットの腹腔より採取した外因性マクロファージにVEGF遺伝子を導入後、経静脈的に全身投与することで、脳虚血巣に対して組織保護的に働くか否かを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入実験の前段階として、遺伝子を導入していない外因性腹腔マクロファージが、脳虚血後どの時期に脳梗塞部に進入し、どのような影響をもたらすかを明らかする必要があった。
[研究実施計画]6-9週のオスFisher344ラットに4%チオグリコレート溶液5mlを腹腔内注射し、4日後に腹水中のマクロファージを抽出した。抽出マクロファージは5×10^5個/0.5mlの濃度に調節し、細胞をPKH67(細胞膜を染める色素)で標識した。
9週齢・オスFisher344ラットに中大脳動脈永久閉塞を作成した。マクロファージの投与は(1)脳虚血直後、(2)脳虚血後7日に行った。コントロールとして、マクロファージの代わりに生理食塩水0.5mlを(3)脳梗塞直後と(4)脳梗塞7日に投与した。各群のラットは投与後5日に断頭し、脳組織をH&EおよびED-1(抗マクロファージ抗体)染色で観察し、confocal laser scanning microscopyを用いてPKH67陽性細胞を評価した。
[結果]特に虚血の強い領域の脳梗塞部において、びまん性に拡がるED-1陽性細胞の集積が確認された。また、confocal laser microscopyにより、同部位にPKH67陽性細胞の集積が観察された。外因性マクロファージ投与を行ったラットの死亡率は、コントロールを比較して明らかな増加は見られなかった。
[考察]外因性に投与された腹腔マクロファージが、脳梗塞部に集積されることが示された。外因性遺伝子導入マクロファージでも同様の結果が得られることが期待された。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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