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原爆被爆者集団におけるシェーグレン症候群の有病率調査

研究課題

研究課題/領域番号 15790516
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー・感染症内科学
研究機関(財)放射線影響研究所

研究代表者

飛田 あゆみ  財団法人放射線影響研究所, 臨床研究部, 科長(研究員) (00359465)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードシェーグレン症候群 / 原爆被爆者 / シルマーテスト / サクソンテスト / 抗SS-A / Ro抗体 / 抗SS-B / La抗体
研究概要

1.全員が原爆被爆者である、長崎Adult Health Study集団を対象としてシェーグレン症候群に関する調査を行った。
1)男性432例、女性662例、計1094例から同意を得られた。平均年齢は71.8歳だった。
2)眼球乾燥症状は168例(15.4%)で陽性、口腔乾燥症状は283例(25.9%)で陽性、いずれかの症状をもつものは358例(32.7%)だった。
3)涙液分泌量検査(シルマーテスト)は992例で実施し、涙液分泌量が低下していたのは369例(37.2%)だった。
4)唾液分泌量検査(サクソンテスト)は990例で実施し、唾液分泌量が低下していたのは198例(20.0%)だった。
5)涙液または唾液いずれかの分泌量が低下していたのは484例(48.3%)だった。
6)血清学的検査は1094例で行い、抗SS-A/Ro抗体は40例(3.7%)で陽性、抗SS-B/La抗体は14例(1.3%)で陽性だった。
7)ローズベンガル染色検査は283例で実施し、3点以上は142例だった。
8)唾液腺エコー検査は389例で実施し、55例でシェーグレン症候群を疑う所見があった。
9)唾液腺MRI検査は180例で実施し、11例でシェーグレン症候群を疑う所見があった。また、耳下腺に脂肪沈着を証明できたのは50例だった。
2.上記検査の結果を総合してシェーグレン症候群と診断されたのは33例で、調査参加者1094例の3.0%だった。統計学的に放射線被曝線量との有意な関係はなかった。
3.唾液分泌量と放射線被曝線量に統計学的に有意な負の相関があった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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