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悪性黒色腫の浸潤、転移におけるケモカインおよびメタロプロテアーゼの役割

研究課題

研究課題/領域番号 15790567
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東京大学

研究代表者

門野 岳史  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80292910)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード悪性黒色腫 / ケモカイン / CCR7 / CXCR4 / CCL17 / MMP-2 / メタロプロテアーゼ
研究概要

ケモカインは血球細胞を中心とする細胞の接着およびmigrationに重要である。悪性腫瘍の転移にはCCR7などのhomeostatic chemokineのレセプターの関与が想定され、またその一方腫瘍免疫に関わる血球細胞を病変部異に誘導するのにもケモカインが深く関与している。悪性黒色腫由来培養細胞を用いてRT-PCR、western blottingを行った結果ではCCR7、CXCR4の発現は共にlymph node metastasis由来若しくはvisceral metastasis由来の細胞株優位であり、非転移巣由来細胞株には殆ど見られなかった。また、実際にこれら細胞に発現するケモカインはtranswell assayによりfunctionalであることが分かった。更にCCR7、CXCR4を発現する細胞ではMMP-2の産生が増加しており、ケモカインとメタロプロテアーゼとが協力して腫瘍細胞の転移に関わることが想定された。しかしながら、CCR7、CXCR4の発現とTIMP-1産生能との相関は明らかではなかった。また、皮膚への血球細胞を誘導するケモカインとしてCCL17がよく知られている。表皮特異的にCCL17を発現させたトランスジェニックマウスに対してB16悪性黒色腫細胞を皮下に注射したところ腫瘍の成長が遅れた。免疫組織学的には腫瘍周囲のリンパ球浸潤が増加していたが、CD4陽性細胞、CD8陽性細胞とも同程度に増加しており、特定の細胞群の増殖は明らかではなかった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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