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口腔粘膜ケラチノサイトに特異的に発現する遺伝子の同定及びその発現制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15790577
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関大阪大学

研究代表者

小澤 健太郎  阪大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (50301255)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードケラチノサイト / 口腔粘膜 / 皮膚 / IGFBP2
研究概要

口腔粘膜(主に頬粘膜)及び皮膚のケラチノサイトを培養し、各々の細胞から調製したRNAを用いてDNAマイクロアレイ法により両者間で発現の差のある遺伝子を検討した。その結果、これまでに知られているケラチン19、13以外に、ケラチン7、インターロイキン1、インスリン様成長因子結合蛋白2(IGFBP2)が口腔粘膜ケラチノサイトで皮膚ケラチノサイトに比べて強いシグナルを示した。このうち、IGFBP2は口腔粘膜と皮膚のシグナル強度比が22.96と検索した約3800の遺伝子の中でケラチン19と並んで最も高い値を示し、口腔粘膜に特異的に発現することが示唆された。
次に培養口腔粘膜ケラチノサイトと培養皮膚ケラチノサイトを用いてRT-PCR法により、各々のケラチノサイトにおけるIGFBP2のRNAの発現量を検討したところ、口腔粘膜ケラチノサイトに著しく多く発現することが明かとなった。又、蛋白質レベルでの両者における発現をイムノブロット法により検討したところ、IGFBP2は皮膚ケラチノサイトではほとんど発現が認められず、口腔粘膜ケラチノサイトのみに発現することが確認された。
以上の結果から、IGFBP2が皮膚ケラチノサイトでは発現されず、口腔粘膜ケラチノサイトに特異的に発現することが明かとなった。このことはIGFBP2が口腔粘膜ケラチノサイトの特徴的な形質の発現、叉は維持に重要な役割を果たすことが示唆すると思われる。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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