研究課題/領域番号 |
15790586
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
国場 尚志 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (70312163)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 多形(滲出性)紅斑 / 単純ヘルペスウイルス / ウイルスDNA / PCR / 多形紅斑 |
研究概要 |
本研究は多形紅斑の発症原因の一つと考えられる単純ヘルペスウイルスがどのような機序で多形紅斑の病変を形成するか、また単純ヘルペスウイルスが関連した多形紅斑に関するこれまでの報告のほとんどが海外からのものであり、本邦でも同様の結果が得られるものかを検証することが主眼であった。平成15年6月から同意書取得の下で皮膚生検を行い病理組織学的に診断の確定した多形紅斑(薬剤性を除く)の症例が2例あったが、いずれも臨床的に単純ヘルペスの関与が認められず、病変部組織のPCRでもウイルスDNAを検出できなかった。そこで、過去3年間の多形滲出性紅斑を薬剤性とそうでないものをふくめて、単純ヘルペスDNAが検出されるかを病理標本を用いてretorospectiveに検討したが、DNAの抽出可能であった20例ではいずれの場合も陰性であった。従って海外で報告されているように多形滲出性紅斑の発症に単純ヘルペスが関与しているのは稀ではないかと推測された。現在、平成17年2月に当科を受診した中国人女性で明らかに単純ヘルペスが関与している1例について研究を進めている。本研究のもう一つのテーマである多形滲出性紅斑が呈する環状の紅斑の形成機序について、末梢血に存在する単純ヘルペスDNAがどのように皮膚に至るかを解明したいと考えている。
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