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皮膚における核内レセプターRORγの機能解析-皮膚・粘膜免疫の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15790593
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

上田 英一郎  京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (40360036)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードレチノイド / ROR / アレルギー / 接触皮膚炎過敏 / 核内レセプター / RORγ / 核内オーファンレセプター
研究概要

核内オーファンレセプターの一つ,Retinoid-re1ated Orphan Receptorγ遺伝子欠失(RORγKO)マウスを用いた解析により,この遺伝子を欠失させると,1)全身のリンパ節,腸管のパイエル板の欠失,2)胸腺内でのT-cellの分化異常,3)T-cellリンフォーマの発症等を見いだし報告してきた,これらよりRORγは二次リンパ組織の形成に必要であり,T-cellの正常な分化に不可欠であることが明らかにされた.また皮膚はSALT (Skin Associated Lymphoid Tissue)と呼ばれる一つの免疫臓器と考えられており,ランゲルハンス細胞,樹状Tリンパ球,真皮内のリンパ球マクロファージ,これに各種サイトカインを産生するケラチノサイトのクロストークにより皮膚表面に加わる抗原刺激と生体内部から皮膚に到達する抗原刺激に対し免疫現象を介して生体防御を行っている.
しかし,RORγの皮膚における免疫システムのなかでの役割は,現在研究中である.皮膚における核内レセプターRORγの機能を解析するため,1%trinitrochlorobenzene (TNCB)を,正常およびRORγKOマウスの耳介に繰り返し塗布し,アトピー性皮膚炎モデルを作製した。これらのマウスの耳介皮膚を採取し、組織学的に検討したところ。RORガンマKOマウス耳介では、炎症細胞浸潤の減少が観察された。また、これら耳介皮膚に発現している遺伝子の差違をgene arrayを用いて解析し,接触皮膚炎過敏反応におけるRORγのはたらきを検討中である.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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