研究課題/領域番号 |
15790682
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
川口 修 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90276428)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 立体再構成法 / 脳動静脈奇形 / DSA / 4次元脳血管造営 / 定位放射線治療 / 4次元画像 / 血管造影 / 時間変化 |
研究概要 |
通常の血管造影は平面のみの画像である。回転DSAでは3次元像を得ることができるが、造影剤の時間的な変化関する情報を得られない。たとえば脳動静脈奇形の定位放射線治療(radiosurgery)の治療計画では、導出静脈が先に閉塞すると脆弱な奇形血管壁が受ける圧力が高まり破裂の危険(Normal pressure breakthrough現象)が生じるために奇形の本体(nidus)のみに線量を集中すべきである。 16年度は臨床的応用をめざした。本研究ついては必要な手技、方法、目的を示し、本学の倫理委員会に図り承認を得た。安全に十分配慮すると同時に、研究の目的、臨床的意義および副作用の可能性を説明して書面による同意をいただき、かつ臨床的意義が多少とも期待できる方のみに施行することとした。 1.臨床用装置の整備: 本学の血管造影装置(DSA)から磁気テープに画像データを記録して、別のコンピュータにてDICOM形式に変換してCD=Rに書き出す経路を確保し、データ変換可能なことを確認した。 2.実験データの検討 得られたデータをもとに、任意の方向への投影像、あるいは任意の断面の時間的変化をディスプレイに表示させ、臨床的に応用可能であるか検討した。 3.臨床応用 数名の脳動静脈奇形の患者において本法による撮影をおこない、定位放射線治療の際の治療計画の参考として利用した。同時に得られるDSA画像を比較検討した。また、別室で得られたMRAngiography画像と比較検討を行い、臨床的意義を検討した。
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