研究課題/領域番号 |
15790722
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
西森 英史 札幌医大, 医学部, 助手 (70336402)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 膵癌 / 胃癌 / 肝転移 / 腹膜播種 / リンパ節転移 / 遺伝子解析 / 動物モデル |
研究概要 |
昨年に引き続き、我々がこれまでに樹立したヒト消化器癌転移細胞バンクから、肝転移あるいは腹膜播種能の最も強いHPC-4H4(高肝転移株)とHPC-4P4a(高腹膜播種株)を用い、この2種類の高転移細胞株からそれぞれmRNAを抽出し、cDNAを合成し、これを哺乳類細胞発現ベクターの中に組み込み、それぞれのcDNA libraryを作製した.これらを共通の親株である低転移性の細胞株HPC-4に遺伝子導入し、強制発現させた.導入効率の高いものから順に、肝転移株・腹膜播種株ごとそれぞれ10種類を目標に、ヌードマウスの脾臓内あるいは腹腔内に接種した. 現在までに一度の接種で、高転移株と同等の転移率を示した細胞集団は存在していない.しかし高転移細胞株ほどではないが、転移を認めた集団も数種得られ、これをin vitroの系に戻し、継代培養し、細胞株として樹立した.またlibralyよりさらに多数を高転移株に遺伝子導入し、強制発現させた細胞集団の作製を試みている. また癌腫を変え、胃癌細胞株を用いて、同様の工程を行うことも検討中である.
|