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大腸癌に対する新規腫瘍抗原遺伝子

研究課題

研究課題/領域番号 15790727
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

落合 大樹  慶應大, 医学部, 助手 (20338065)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードSEREX / 腫瘍マーカー / 大腸癌
研究概要

【方法】癌抗原を同定する方法として,SEREX (serological identification of antigens by recombinant expression cloning)法をもちいて新規のCT antigenを同定し,その大腸癌における発現を検討した.【方法】glioma細胞株U87MGおよびT98GよりmRNAを精製し,逆転写により合成したcDNAをλ Zap Expressファージベクターに組み込んでcDNA libraryを作製した.ファージより誘導したrecombinant蛋白はニトロセルロース膜に転写後,glioma患者血清と反応させスクリーニングした.陽性クローンを単離後,ファージに組み込まれたcDNAインサートをPCRで増幅,塩基配列を決定しDNAデータベースを検索した.また,単離された抗原の遺伝子発現を正常組織,各種癌細胞株および大腸癌臨床検体をもちいたRT-PCR法により解析した.【結果】52個の陽性クローンを単離,遺伝子データーベースで解析し,新規癌抗原KU-GB-1を同定した.KU-GB-1 mRNAは正常組織では精巣のみに発現していた.KU-GB-1 mRNAは癌細胞株(glioma,肺癌,食道癌,膵癌,膀胱癌,前立腺癌,胃癌,大腸癌)に広く発現を認めた.Northern Blot解析でも同様の結果が得られた.大腸癌臨床検体を用いたRT-PCR法では癌部にKU-GB-1 mRNAの強発現を認めた.【結語】新規CT antigen KU-GB-1は大腸癌に広く発現を認めた.今後更に遺伝子および蛋白レベルの発現解析を進め,新たな大腸癌診断法への応用を検討していく.

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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