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5ALAによる術中蛍光診断法の臨床実現化のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 15790782
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

丸山 隆志  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40301543)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード5-ALA / glioma / 術中蛍光診断 / 定量 / 神経膠腫 / 可視化 / 光診断 / 術中MRI / 大型動物
研究概要

本研究は術者が容易に腫瘍を識別し、腫瘍のみの摘出が可能となるよう薬剤による腫瘍の可視化を目的とした研究である。本年の目標として発光をいかに定量化し発光強度と組織との相関を調べるための基礎実験とした。
平成16年、17年度の成果をもとに、蛍光観察実験のためのコントロールサンプルの安定した測定が可能となった。これを用いて神経膠腫症例10例において術中採取した標本の定量的評価を行った。組織の悪性度と定量蛍光評価には相関関係が認められる傾向にあった。特に蛍光陽性の場合の正診率は80%であり、本診断法の臨床での有効性が評価された。また、蛍光陽性部位とメチオニンPETの結果とに正の相関が見られる事より、術中の組織判断に本診断法がPET情報の代用となりうる可能性が示唆された。ただし、偽陽性、偽陰性のサンプルも認められ、5-ALAの細胞内動態にこれまで一般的に知られている以外の代謝経路が存在する可能性が考えられた。また、本観察より光量の強度以外に、サンプルごとに蛍光曲線に差異が生じることが発見された。これらは組織のgradeにより一定の傾向が見られるために、測定条件および解析方法の検討によって更なる詳細な解析が可能となることが示唆された。
これら内容はAANS、国際脳神経外科学会、日本脳神経外科学会などにて結果発表を行なった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 術中蛍光診断法2004

    • 著者名/発表者名
      丸山隆志
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 209巻6号

      ページ: 382-382

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 日本臨床 脳腫瘍の診断と治療2005

    • 著者名/発表者名
      丸山隆志
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 先端医療シリーズ29 「脳神経外科の最新医療」2004

    • 著者名/発表者名
      丸山隆志, 久保長生, 堀智勝
    • 出版者
      先端医療技術研究所
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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