研究課題/領域番号 |
15790793
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
牛田 享宏 高知大学, 医学部附属病院, 講師 (60304680)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | fMRI / PET / 可塑的変化 / 脊髄 / 頸髄症 / 神経機能 / 感覚障害 |
研究概要 |
脊髄機能評価は詳細な神経学的所見によることが基本であるが、客観性や機能障害の責任部位の把握に関しては必ずしも充分でなかった。それを補うために電気生理学的手法が開発されてきたが、脊髄近傍に電極の設置を要すること、痛みなどを伝える細い神経線維の機能評価は困難なことなど技術的な問題点も多い。脳におけるfMRIは高い画像分解能を持ちつつ非侵襲的に機能的感覚検査を可能にする方法であり、この技術を脊髄レベルに応用すればこれまでの検査法の問題点を解決する方法の一つになると考えられる。我々はこれまでの予備実験で頭蓋-頚部固定装置を開発し、その結果、fMRIの撮像方法であるEPI-BOLD法を用いて脊髄の画像化に成功した。この成功を踏まえ、脊髄機能解析プログラムの開発をに取り組んできた。脊髄における画像化の問題の一つとして頚髄が心拍及び呼吸にくわえてえんげ動作によって非常に大きく動くことがあり現在開発したプログラムを駆使しても信号強度が弱いため詳細な画像解析は困難であった。今後は来年度導入される3TのMRIで引き続き実験を行う予定としている。並行して行ってきたPositron Emission Tomographyを用いた脊髄機能評価では神経因性疼痛患者を用いた研究を行った。その結果、疼痛部位に対応した脊髄に活動性の亢進をみとめており、今後症例を重ねて検討することでPETスキャンを用いた脊髄機能評価の臨床応用につなげていけるものと考えている。
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