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転移性前立腺癌に対する、IL‐12およびB7‐1遺伝子発現抗腫瘍ワクチンの検討

研究課題

研究課題/領域番号 15790861
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関北里大学

研究代表者

村本 将俊  北里大学, 医学部, 助手 (50265633)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード抗腫瘍ワクチン / IL-12 / B7 / 前立腺癌 / 国際研究者交流 / 米国
研究概要

1.In vitro study
まずin vitroにおいて、ベクターの持つdirect cytotoxicityの評価と、あわせてIL-I2secretionの定量を行った。178-2BMAマウス前立腺癌細胞を24-wellプレートで培養し、種々のMOIでベクターをトランスフェクションさせたのち、その細胞数の変化を経時的にカウントして、細胞毒性を評価した。その結果、200MOIまではdirect cytotoxicityを認めない結果であった。また同時に培養液の上澄みも回収し、ELISA法を用いてIL-12の産生量を定量し(BioSource International,Camarillo,CA)、至適MOIの検索をおこなった。その結果、100MOI以上においては、IL-12の産生量に明らかな差を認めず、同MOIが至適であると考えられた。次に遺伝子導入癌細胞ワクチンにおける腫瘍表面抗原発現の同定として、フローサイトメトリー解析によって、それぞれ、遺伝子未導入群、コントロールベクター(Ad/CMV/β-gal)導入群、IL-12遺伝子導入群、IL-12+B7-1遺伝子導入群での細胞表面抗原の発現の比較を行った。その項目としてMHCclassI,classII,B7-1(CD80),B7-2(CD86)(Phar Mingen,San Diego,CA,USA)の発現について、それぞれの検討を行った。
2.In vivo study
In vitroで同定された至適ウイルス濃度(100MOI)を用いて、178-2BMA細胞にIL-12,およびIL-12+B7-1遺伝子を導入したのち、24時間後に同細胞に対して100Gyの放射線照射を当てたものを腫瘍細胞ワクチンとして用いて、検討を行っている。治療群はコントロールであるHBSS群、コントロールベクターAd/CMV/β-gal)導入群、IL-12遺伝子導入群、IL-12+B7-1遺伝子導入群の計4群とし、一回のワクチン接種細胞数は1.0x10^6/100μlとして設定した。また最終的な結論は得られていないが、IL-12,およびIL-12+B7-1遺伝子導入群の双方において、局所腫瘍重量、ならびに肺転移数について、有意な抗腫瘍効果を認めており、そのCTL誘導も含めた機序の解析を行っている。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Enhanced systemic T-cell activation following in situ gene therapy with radiotherapy in prostate cancer patients.2004

    • 著者名/発表者名
      Satoh T, Teh, B.S., Timme, et al.
    • 雑誌名

      Int J Radiat Oncol Biol Phys 59

      ページ: 562-571

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤 威文 他: "In situ gene therapy for prostate cancer."Current Gene Therapy.. (in press).

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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