研究課題/領域番号 |
15790893
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
上村 浩一 徳島大, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50346590)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | osteoprotegerin / エストロゲン / GnRH-agonist / HRT / RANKL |
研究概要 |
ヒトにおけるOsteoprotegerin (OPG)の血中動態、特にエストロゲンとの関係を明らかにするために、血中エストロゲン濃度を減少させた場合と増加させた場合の血中OPG濃度の変化や骨密度、骨代謝との関係を検討することとした。 まず、子宮内膜症を有する婦人10例に対してGnRH-agonist (GnRH-a)療法を施行し、血中エスロトゲン濃度を減少させた際の検討では、血中エスロトゲン濃度の低下に伴い、骨代謝回転が亢進し腰椎骨密度が低下するとともに、血中OPG濃度が上昇した。さらに、治療前後の血中OPG濃度は骨吸収マーカーや血中カルシウム濃度と強い正の相関を示した。血中エスロトゲン濃度の低下により骨吸収が亢進し血中カルシウム濃度が上昇すると、生体防御反応はして血中カルシウム濃度の上昇をおさえるために血中OPG濃度が上昇する可能性が考えられた。この研究成果はBoneに報告した。 次に、自然閉経後ならびに両側卵巣摘出後婦人に対してホルモン補充療法(HRT)を施行し、血中エスロトゲン濃度を増加させた際の検討を継続中である。HRT開始前と施行中に腰椎骨密度を測定するとともに、採血・採尿をおこなっている。血中エストロゲン濃度を正確に測定すると同時に、骨代謝マーカー(血中骨型アルカリフォスファターゼおよび尿中I型コラーゲンN末端架橋テロペプチド)、血中副甲状腺ホルモン、血中尿中のカルシウム・リン、血中OPG濃度に加えて破骨細胞分化促進因子であるreceptor activator of NF-κB ligand (RANKL)を測定している。現在約20症例ぐらいについて測定を完了しており、30例以上を目標に検討を継続中である。国内外においても、血中OPGやsoluble RANKL濃度の報告はまだ少なく、今後それらの意義を検討していきたい。
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