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ヒト卵子特異的ヒストンH1の同定および受精過程における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15790908
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

田中 雄大  慶應大, 医学部, 助手 (40317194)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード受精 / 核タンパク / ヒストン / マウス / 卵子
研究概要

1.ヒト単一卵子からRNAを抽出する方法を確立した。
2.マウス卵子特異的ヒストンH1(H1oo)と相同性の高い遺伝子配列をデータベースから推測し、ここからプライマーを作成した。
3.このプライマーを用いて、ヒト単一卵子からRT-nested PCRを行い、得られたPCR産物の塩基配列を解析することによって1041bpのopen reading frameを持つcDNAを同定した。
4.このcDNAから推測されたアミノ酸配列に対して、データベースからhomology解析を行なった。その結果、このアミノ酸配列は他動物種の卵子特異的ヒストンH1ときわめて相同性が高く、更に内部にcentral globular domainといわれる卵子特異的ヒストンH1に共通の構造を有していることが分かった。
5.RT-nested PCRによって、このcDNAはヒト各種臓器(肺、肝臓、乳房、脾臓、腎臓、小腸・筋肉組織、リンパ球)には存在しないことを確認した。
6.以上よりこのcDNAはヒト卵子特異的ヒストンH1であると考えられ、これをhuman oocyte specific histone H1 : osH1と命名し、GeneBankに登録するとともに、別記の如く、学会誌に発表した。
7.osH1全長のうち、30アミノ酸残基をepitopeとして家兎より、抗osH1 polyclonal antibodyを作成した。
8.このpolycolona抗体を用いて、ヒト卵子およびヒト卵巣に対して免疫組織染色を行い、osH1タンパクの卵子特異的発現を確認した。
9.現在、ヒト単一卵子中のosH1 mRNAの定量化を検討中である。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tanaka T, Kato S, Tanaka M, Kuji N, Yoshimura S.: "Structure and expression of the human oocyte-specific histone H1 gene elucidated by direct RT-nested PCR of a single oocyte."Biochemical and Biophysical Research Communication. 304. 351-357 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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