研究課題/領域番号 |
15790943
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大分大学 (2004-2005) 大分大学(医学部) (2003) |
研究代表者 |
末永 智 大分大学, 医学部, 助手 (50284807)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | アジュバント / CpG / 粘膜免疫 / P6 / 鼻腔粘膜 / ワクチン / 中耳粘膜 / 耳管 / 実効組織 |
研究概要 |
有効な免疫の賦活化のためにこれまではコレラトキシン(CT)を用いてきたが、臨床応用を考えた時の毒性は無視できない。今回、CpGをアジュバントとして用い、コレラトキシンと同等もしくはそれ以上の効果が得られるかを検討した。 1:抗原は以前と同様にP6を用いた。マウスを6群に分け(各群6匹)、P6+CT P6+CpG、P6+CT+CpG、P6+nonCpG、 P6のみ、PBSのみをそれぞれ週に1回、計3回経鼻的に投与し、最終免疫終了後7日目にマウスを屠殺した。血清、唾液、鼻腔洗浄液、鼻粘膜、を採取し検討した。 P6+CT、P6+CpG、P6+CT+CpG群では、鼻腔洗浄液、唾液中のP6特異的抗体価は、他の群と比較して有意に高値を示した。P6+CT、P6+CpG、P6+CT+CpGの3群間では、差は認めなかった。鼻粘膜中のP6特異的抗体産生細胞数も同様にP6+CT、P6+CpG、P6+CT+CpG群で他の群より有意に高値を示していた。 2:次にインフルエンザ菌の鼻咽腔からの排除効果について検討した。最終免疫終了後7日目にインフルエンザ生菌懸濁液を経鼻的に鼻咽腔へ注入した。注入後24時間後にマウスを屠殺し、鼻腔洗浄液を採取し、培養した。 コントロール群(PBS)に比較してインフルエンザ生菌数が有意に減少していた。 以上の結果よりP6とCpGの経鼻免疫によりCTの場合と同様に効果的なインフルエンザ菌特異的防御免疫が誘導される事が示唆された。
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