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Th1誘道DNA断片(CpG)点鼻による鼻アレルギーの新しい治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15790950
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

中村 善久  名古屋市大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (90360023)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードCpG / 鼻アレルギー / 経鼻投与
研究概要

申請者はすでに日本住血吸虫卵抗原を用いてマウスを経鼻感作し、経鼻感作アレルギー性鼻炎モデルを作成することに成功していた。まず、CpG点鼻を一次免疫(感作)する時に併用してアレルギー性鼻炎の発症そのものを抑えられるかどうか調べるため、皮下投与群、点鼻投与群、非投与群とにわけ、一次免疫時にCpG 50μgを投与した。点鼻投与群ではCpG非投与群と比べ、抗原特異的IgE産生が抑制され、鼻粘膜リンパ球のIL-5産生が抑制された。また鼻粘膜組織の好酸球浸潤も抑制されていた。一方、感作相にCpGを皮下投与した群については抗原特異的IgE産生、鼻粘膜内好酸球浸潤数、鼻粘膜リンパ球のIL-5産生は、CpG非投与群と比べ、いずれも有意な抑制を認めなかった。以上から、CpG点鼻が鼻アレルギーの感作そのものを抑制できることが明らかとなり、第21会耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会で報告した。詳細は耳鼻咽喉科免疫アレルギー誌に掲載予定である。さらに、CpG点鼻が感作成立後のアレルギー性鼻炎にも有効かどうか調べるため、二次免疫時にCpGを投与して、同様の検討を行った。その結果、二次免疫時に投与しても、点鼻投与群ではCpG非投与群と比べ、抗原特異的IgE産生、鼻粘膜内好酸球浸潤数、鼻粘膜リンパ球のIL-5産生が抑制された。以上より、発症後のアレルギー性鼻炎に対してもCpG点鼻が有効であることが明らかとなり、第51回日耳鼻中部地方連合会で報告した。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大野 伸晃: "CpG配列を含む合成単一鎖DNA点鼻によるアレルギー性免疫応答制御"耳鼻咽頭科免疫アレルギー. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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