研究課題/領域番号 |
15790955
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
添田 一弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50256400)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2003年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 姿勢制御 / 触覚 / 平衡 / 直立姿勢 / 静的平衡機能 / 指先感覚 / 重心動揺計検査 / 指先接触圧 |
研究概要 |
指先接触による直立姿勢安定化の機構を平衡障害のリハビリテーションへの応用に向けて検討していくことを目的し、今年度は臨床応用へ向けて、健常被験者に対して、1.指先接触圧を極少量に制限、すなわち指先接触プレートに1ニュートン以上の圧力をかけると警告音が生じるように設定して、被験者には警告音を鳴らさないように指先は測定プレートに軽く触れるように指示した。2.被験者の足底の条件として入院患者が頻用するスリッパ使用の有無により直立姿勢の安定に差がみられるかどうか、さらにスリッパ使用においても指先接触による直立姿勢安定化がみられるかどうか、についてデータ収集・解析を行った。研究結果の概要は以下のとおりである。1.指先接触圧が過大となると警告音が鳴る今年度の条件において、平均指先接触圧は昨年度より低値となる傾向がみられ被験者は警告音が鳴らないように極力指先を測定プレートに接することができたと判明した。その状況下において足圧中心の総軌跡長、軌跡の外周面積の値は前年度までの成績と有意差がなく、すなわち1ニュートン未満の指先接触圧によっても直立姿勢の重心動揺を軽減させうることが可能であることが示された。2.直立姿勢の重心動揺に関して足圧中心の総軌跡長、軌跡の外周面積の値は、スリッパ使用あり条件よりもスリッパ使用無しの条件の方が小さい値となった。スリッパ使用は直立姿勢の重心動揺の増悪因子となりうることが示唆された。しかし、スリッパ使用ありの条件でも、指先非接触条件のときより、指先接触所条件で記録された足圧中心の総軌跡長、軌跡の外周面積の値は小さい値となった。スリッパ使用の重心動揺増悪条件でも指先接触は直立姿勢の安定に寄与することが示唆された。
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