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下咽頭がんにおける癌関連遺伝子および局所histiocyteの発現と予後との関連

研究課題

研究課題/領域番号 15790966
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関久留米大学

研究代表者

富田 和英  久留米大学, 医学部, 助手 (50289485)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード下咽頭癌 / 扁平上皮癌 / 増殖因子 / PCNA / p21 / S-100蛋白 / CD1a / CD83
研究概要

久留米大学付属病院耳鼻咽喉科で下咽頭癌患者の中で、根治手術を行った81例を対象に、臨床病理学的に検討した。対象の内訳は梨状陥凹型60例で最も多く、輪状後部型11例、後壁型10例で、T別にはT2:20例、T3:28例、T4:33例であった。初回治療として咽喉頭摘出術が行われ、摘出後の臓器は全例ホルマリン固定し、脱灰後がんの浸潤様式を観察するために大切片標本を作製した。病理組織型は全例扁平上皮癌で、病理組織分化度は高分化型33例、中分化型43例、低分化型5例であった。これらの症例の大切片から癌占拠部の辺縁部の組織を再度切り出し、免疫組織染色(LSABキット)による各種の増殖因子(p53,PCNA,p21)の発現や生体反応(S-100蛋白陽性細胞)を観察した。
これまでの結果では、p53陽性率は全体は54%で、T別ではT2:45%、T3:68%、T4:48%、N別ではN0:43%、N1:61%、N2:53%、N3:60%であった。病理組織分化度別では高分化型58%、中分化型47%、低分化型100%であった。低分化型での陽性率が高かったが、優位差は存在しなかった。p53陽性群と陰性群に分けて、3年生存率を比較(Kaplan-Meier法)したが、全体で50%、陽性群36%、陰性群67%であったが、統計学的な優位差はなかった。しかし遠隔転移制御に関してはp53陽性群の方が優位に遠隔転移をきたしやすいことがわかった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 千々和 秀記: "下咽頭癌における外側咽頭後リンパ節転移の検討"頭頸部腫瘍. 30(印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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