• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

各種緑内障治療薬成分における網膜神経節細胞カルシウムチャネルへの効果

研究課題

研究課題/領域番号 15790984
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関三重大学

研究代表者

伊藤 邦生  三重大学, 医学部, 助手 (00303727)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード網膜神経節細胞 / カルシウム電流 / カリウム電流 / 低酸素 / プロスタグランディンF2α / プロスタグランジンF2α
研究概要

1.電位依存性Ca電流に対するプロスタグランディン製剤(プロスタグランディンF2α)の抑制効果の濃度依存性と電圧依存性の検討
上丘へ注入したLucifer yellowの逆行性標識により同定したラット単離網膜神経節細胞の電位依存性Ca電流に対するプロスタグランディンF2αによる阻害効果の濃度依存性を「薬剤投与システム」により解析した。0.2μM、0.5μM、1μM、2μM、5μM濃度でのプロスタグランディンF2αによるCa電流阻害率を定量的に解析した結果、この50%抑制効果濃度は0.69μMであった。またこの抑制効果には電位依存性が無い事を明らかにした。
2.遅延整流性K電流に対するプロスタグランディンF2αの抑制効果
電気生理学的並びに薬理学的に同定した遅延整流性K電流を0.5μMから2μMプロスタグランディンF2αは24%から31%と濃度依存的に抑制した。またこれに伴って遅延整流性Kチャネルのコンダクタンスは12.2nSから8.0nSに低下した。これらの抑制効果には電位依存性は認められなかった。
3.低酸素により誘発される内向き流のプロスタグランディンF2αによる抑制効果
細胞外液を100%酸素で飽和した溶液から99%窒素で飽和した溶液に置換すると、単離した網膜神経節細胞で内向き流が誘発された。細胞外液に予めプロスタグランディンF2α(2μM)を投与しておくと窒素で飽和した細胞外液に置換しても内向き流は誘発されなかった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi