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結合組織成長因子(CTGF)を用いた象牙質再生療法の確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15791096
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

清水 洋利  岡山大, 助手 (70294709)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードCTGF / 象牙質再生療法 / Minimal Intervention / アルギン酸ゲル / タイプIコラーゲン / アルカリフォスファターゼ / オステオネクチン / オステオカルシン
研究概要

今回の研究課題において、硬組織誘導に対して重要な成長因子として報告されている結合組織成長因子(CTGF)に着目し、CTGFの歯髄細胞に対する石灰化誘導能について解析を行うことにより、新たな象牙質再生療法の確立に関する研究を行った。
具体的には、CTGFを添加した培養液中で正常ヒト歯髄細胞を培養し、その分裂増殖能について倒立顕微鏡で観察を行った。また、各種酵素やタンパクの発現については、その局在を明らかにするために免疫組織化学的手法を用いて解析を行った。さらに、CTGFを臨床応用するにあたり、スキャフォールドとしてすでに外科領域で創傷被覆材として臨床応用されているアルギン酸ゲルに着目し、その歯髄細胞に対する毒性についても検討を行った。
研究の結果、CTGF刺激により、ヒト培養歯髄細胞は正常な分裂増殖を行っていることが明らかとなった。また、象牙質基質タンパクの一つであるタイプIコラーゲン、石灰化誘導の指標となるアルカリフォスファターゼ、硬組織形成誘導タンパクとして知られているオステオネクチンの発現が誘導されることが明らかとなった。さらに、至適濃度で用いれば、アルギン酸ゲルは歯髄細胞に対して細胞毒性は示さず、CTGFを臨床応用する際のスキャフォールドとして有用であることが明らかとなった。
以上のごとく、本課題における研究実績として、別紙のごとくの研究発表を行った。その他、以下の通り研究打ち合わせならびに学会発表を行った。平成15年6月6日(第118回春季日本歯科保存学会)、同6月23日(パリ第5大学における研究打ち合わせ)、同6月27日(国際歯科研究学会)、同10月14日(第1回日本再生歯科医学会)、同11月6日(第119回秋季日本歯科保存学会)、発表予定として2004年3月12日(国際歯科研究学会)である。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 清水洋利: "象牙質再生療法の開発-CTGF刺激によるヒト歯髄細胞におけるオステオネクチンの発現の解析-"日本再生歯科医学会誌. 1・1. 54-65 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Hirotoshi Shimizu: "Development of Dentin Regeneration Therapy : Expression of Type I Collagen and alkaline phosphatase Induced by CTGF in Human Cultured Dental Pulp Cells"Journal of Dental Research. (S.Issue). 252-252 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 清水洋利: "成長因子(CTGF)を応用した象牙質再生療法開発の可能性を探る"ザ・クインテッセンス. 22・1. 222-223 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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