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静磁場による骨形成促進効果のデンタルインプラントへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 15791114
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

山本 悟  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (10344524)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードデンタルインプラント / 静磁場 / 骨形成促進 / チタンインプラント / ラット大腿骨
研究概要

本研究は,チタンインプラントと骨とのオッセオインテグレーション(骨接合)を促進させる方法の一つとして,静磁場による骨形成促進効果をデンタルインプラントに応用することを目的としている.
今年度は,平成15年度で得られた結果をもとに,大型動物を用いて実際に歯科で使用されているデンタルインプラントへの応用の可能性を検討した.実験動物として家兎を用い,磁性を有するデンタルインプラントを大腿骨に埋入し,対照群は磁性を有さないデンタルインプラントを同様の方法で埋入した.磁性を有するインプラント体は,Branemark Implant (Nobel Biocare)径3.75mm,長さ10mmのフィクスチャーを用い,アバットメントスクリューが入る内径の中に磁性を有するサマリウム-コバルト磁石を挿入した.対照として用いられる磁性を有さないインプラント体には,同形状の磁性を有しないサマリウム-コバルト合金を挿入した.両群ともに術後2週間で屠殺し,病理組織学的検索および組織計量学的検索を行い静磁場による骨形成促進効果を評価した.
実験群,対照群ともにインプラント体の周囲には新生骨が形成され,インプラント体と新生骨は直接接触しており,オッセオインテグレーションが観察された.実験群においてインプラント体周囲に形成された新生骨の量は対照群に比べやや多い傾向を示し,新生骨とインプラント体との接触率も対照群に比べ高い傾向を示した.また骨髄組織に接する新生骨表層では類円形を呈する骨芽細胞が観察され,その数は実験群において多い傾向を示した.これらの結果から,静磁場による骨形成促進効果はチタンインプラントと骨とのオッセオインテグレーションを促進させる方法の一つとしてデンタルインプラントに応用できる可能性が示唆された.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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