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マグネットによる歯の移動に対する歯周組織の遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 15791213
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

河田 俊嗣  広島大学, 病院, 講師 (80281161)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード歯科矯正 / マグネット / 磁石 / 歯の移動 / 痛み / マグネットによる歯の移動 / 血管内皮細胞刺激因子(VEGF) / 痛みを伴わない矯正治療
研究概要

矯正装置のゴムは,口腔内で劣化し牽引力を比較的早期に失ったり,バネにおいても自由長の関係から長距離の移動において問題を残す。今回考案したマグネットによる歯の移動は,上記の欠点を十分補い、さらに痛みを伴わない歯科矯正治療が可能となる。また、この痛みが伴わないことに対し将来マグネットによる人体への影響は,解明する必要がある。本実験は、歯科矯正力に適したマグネットを調査し、実際に歯を動かし歯周組織の改造のどこに痛みがおこらないかを遺伝子解析することに主眼を置いて研究を行うこととした。
前年度における実験では、臨床で用いるためのマグネットの開発を行った。また、動物実験においても歯の移動に十分なマグネットの選定を完了した。
本年度は、動物を使った基礎研究と臨床の両面から行われた。動物実験の結果からマグネットによる歯の移動は歯根膜骨付近における血管の拡張と毛細血管数の増加が明らかとなった。また、遺伝子レベルから歯根膜におけるVEGFの顕著な増加が認められた。臨床実験においてヒトの歯の移動時において移動距離は、従来の方法と大きな差はなかったが、歯の移動時の痛みにおいてマグネットによる歯の移動が軽減していた。これらの結果を総合して判断すると歯の移動におけるマグネットの効果は、歯根膜における血管造成と血管拡張による組織の改造が速やかに行われた結果から歯の移動時の痛みの軽減に寄与した。マグネットによる歯の矯正は、将来において有用であることが証明された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河田俊嗣, 丹根一夫: "口唇口蓋裂における基礎研究と予防の現状"河合 幹,夏目長門. 330 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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