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若年者顎口腔機能異常者と現代社会における心理的ストレスの低年齢化の関係

研究課題

研究課題/領域番号 15791221
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

松本 祐子  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (20315443)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード若年者顎口腔機能異常者 / STAI / カテコールアミン / 特性不安 / 状態不安
研究概要

平成16年度は若年顎関節症患者の血中カテコールアミン濃度と心理テストとの関連性の検討を行った。
【結果および考察】
・被験者のうち、採血が可能であった7名のアドレナリンの平均値±標準偏差は82.83±18.83(pg/ml)、ノルアドレナリンは142.62±78.33(pg/ml)であった。
・これらの値と過去に報告されている健常者の値との間に有意差はなかった。
・採血時の脈拍数とアドレナリン値との間には有意な相関が見られた(r=0.54)が、ノルアドレナリンとの間には有意な相関は見られなかった。
・心理テストSTAIによって得られた不安の程度とこれらのカテコールアミンの値との間にも有意な相関は見られなかった。
ストレス状態は交感神経-副交感神経系に制御されるカテコールアミンレベル、および下垂体-視床下部-副腎皮質系に制御されるステロイドホルモンレベルに反映する。本研究はそのカテコールアミン動態に注目したものである。若年顎関節症患者は心理テストSTAIにおいて健常者に比較して高値を示した。しかしSTAI値とカテコールアミンレベルの間には有意差は認められなかった。このことは、不安状態が必ずしも直接的に交感神経-副交感神経系に影響しないことを示している。今後は下垂体-視床下部-副腎皮質系にも着目した研究が必要と考えられた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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