研究課題/領域番号 |
15791245
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山本 松男 鹿児島大学, 生命科学資源開発研究センター, 助教授 (50332896)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | GDF-5 / リコンビナント / 移植 / 自家骨 |
研究概要 |
平成16年度は、移植用の骨組織が、GDF5をアテロコラーゲンを担体に頭蓋皮下近傍に移植した際に誘導形成される過程を免疫組織化学的染色法を用いて詳細に解析した。in vitro系での遺伝子発現の解析を行い、in vivo系解析結果と参照、考察した。 ・マウスin vivo実験系 マウス頭蓋にアテロコラーゲンを担体にリコンビナントGDF5を注入したところ、4週後に安定して骨組織の新生を認めた。免疫組織化学的染色法によりその過程を解析を行ったところ、新生骨はアルシアンブルーに濃染し、軟骨に特異的であるとされるII型コラーゲンに対して陽性であった。骨組織の成熟に従い周囲既存骨と同様の性状を示すようになった。 ・マウスin vitro実験系 マウス頭蓋組織より分離培養した骨芽細胞、骨膜細胞、線維芽細胞における遺伝子発現を検討したところ、軟骨分化に関連する遺伝子の発現が認められた。特に骨膜細胞においてその傾向が顕著であった。 移植用骨片の作出のためには、周囲既存骨と連続性のないことが求められる。しかし、本研究で用いた担体では、一部既存骨との連続性が認められ、移植部位や移植した担体の流動性、賦形性に依存する傾向が明らかとなった。新生骨の性状については、骨髄構造も観察され初期の目標の一部を達成したものと判断している。 ミニブタを用いた移植用骨片作出の試みでは、作出を試みる骨片の大きさについての条件設定が容易ではない。すなわち、骨組織の新生には周囲から宿主細胞、血管の侵入が欠くことのできない要因だが、この「侵入」という点について担体に大きく依存するものと思われた。この点については検討を継続する予定である。
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