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サブミクロンTCPによる小窩裂溝レーザ填塞法

研究課題

研究課題/領域番号 15791257
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会系歯学
研究機関奥羽大学

研究代表者

大橋 明石  奥羽大学, 歯学部, 助手 (50347952)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードTCP / 小窩裂溝填塞法 / 超音波
研究概要

1.填塞材の合成:小窩裂溝填塞後、裂溝内壁の歯質(ハイドロキシアパタイト、以下HAp)との融合・同一化を考え、水和反応および加水分解反応により比較的速やかにHApに転移するα-TCPを湿式メカノケミカル法を応用し合成した。これをさらに粉砕し、粒径サイズ532nm以下の微細粒子とし、填塞材として用いた。
2.小窩裂溝モデルの成型:現在4型確認されている小窩裂溝形態の中で、特に複雑で特異な形態を呈するコルベン型(IK型)の小窩裂溝モデルを歯質と同様、HApを材料にし、オリジナルで成型した。なおモデルにおける狭窄部の幅が100μmと200μmの2種を成型した。
3.填塞および水の注入:いくつか填塞法を検討したところ、レーザによる填塞が困難であった。最終的に歯科で用いられている超音波スケーラーによる振動が一番効果的であった。モデルをスケーラーにより振動させることによりα-TCP粉末の填塞に成功した。填塞後、真空ポンプを応用することにより、蒸留水の注入に成功した。
4.填塞物および填塞状態の確認・解析:微小部X線回析法により填塞後72時間ではほぼ全ての部位においてα-TCPのHApへの転移が確認された。走査型電子顕微鏡により、填塞物とモデル内壁との密着性を確認したところ、十分に密着しており、一部に両者の結晶学的融合部が確認された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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