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在宅酸素療法利用者への患者支援システムの構築と活用

研究課題

研究課題/領域番号 15791264
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関福井大学 (2004-2005)
福井大学(医学部) (2003)

研究代表者

長谷川 智子  福井大学, 医学部, 助教授 (60303369)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード在宅酸素療法 / Home Oxygen Therapy : HOT / 生活の質 / 患者支援 / 福祉サービス / 呼吸器疾患 / Quality of Life : QOL / 身体障害者 / Quality of Llfe : QOL / サポート / 家族介護者 / 患者支援システム
研究概要

本研究の目的は,在宅酸素療法(HOT)利用者の生活の現状を把握し,利用者への支援システムのあり方を明確にすることにある。また,患者の生活の質(Quality of Life)の要素を明らかにし,患者の生活の質を向上させるための施策について検討する。
平成15・16年度は,HOT利用者に対して,生活状況と福祉サービスの利用状況および要望について調査を実施した。その結果,福祉サービスはあまり利用されておらず,また,HOT患者特有のサービスと提供している市町村も少なかった。そのため,疾患にあった福祉サービスの要望が強いことが明らかとなった。また,HOT利用者は高齢者が多いことから,サービス内容のわかりやすい説明が必要であることも明らかとなった。
平成17年度は患者の生活の質と禁煙の関係,および家族のサポートについて,HOT利用者および家族に対して面接調査を実施した。その結果,HOT利用者は喫煙者・元喫煙者(禁煙者)が多く,喫煙量を示すブリンクマン指数は平均1500本と,呼吸器疾患および癌発症のハイリスク状態であった。加えて,約10割がHOTを開始した後も禁煙できず,呼吸困難感を抱えながらも喫煙を続けていた。これらの喫煙者は,禁煙を強く希望していたが,禁煙についての正しい知識とサポートが乏しい状況であった。禁煙できたHOT利用者は,喫煙の身体への悪影響をよく理解しており,自身の病気の悪化を防ぐために禁煙していた。禁煙できた者は生活に対しても充実感を感じていた。また,禁煙できた利用者の家族は,禁煙に対して積極的に関与していた。
本研究では,HOT利用者を支援するためには,疾患に合った福祉サービスの提供と,福祉・医療サービス提供者から患者・家族への十分な情報提供が重要である。また,疾病の回復・悪化防止には,患者・家族の知識の向上と,家族のサポートが重要であることが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 図書 (1件)

  • [図書] エクセルナース「在宅呼吸ケア編」V章 問題,ニーズのスクリーニング方法2004

    • 著者名/発表者名
      木田厚瑞監, 石崎武志編, 長谷川智子著
    • 総ページ数
      16
    • 出版者
      メディカルレビュー社
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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