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AHPを用いた臨床ナースの倫理的意思決定プロセスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15791265
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

木山 幹恵  国立大学法人浜松医科大学, 医学部, 助手 (20345820)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード臨床ナース / 倫理的問題 / ジレンマ / 意思決定プロセス / グラウンデットセオリー / 倫理 / AHP
研究概要

平成16年度は、前年度の研究結果をふまえ、臨床ナースの倫理的問題場面における対処行動のプロセスとヒューリスティックな要因との関係について、詳細に解析することを目的として研究を行なった。まず、関連の研究として臨床ナース204名を対象に看護倫理問題を含むアンケート調査を実施し、以下の3つが明らかになった。1.臨床ナースの倫理に関する認識と年齢・臨床経験年数との関係、2.臨床ナースの倫理に関する認識の構造、3.臨床ナースの倫理にかかわる認識に関する研究論文の年代的推移と傾向。これらの調査結果は、それぞれ第8回日本看護研究学会学術集会(1月)、日本健康科学学会第20回学術大会(9月)、第6回日本看護医療学会学術集会(9月)において発表した。さらに、平成15年度から引き続き実施している、卒後3〜8年目のナース12名を対象にしたインタビュー調査およびグラウンデットセオリー法によるデータ分析において、臨床ナースの倫理的意思決定プロセスの基本パターンといくつかの非常に興味深い意思決定要因の特徴が明らかになった。特に注目すべき点は、ナースが倫理的な意思決定を行う際には、専門職としてとるべき行動は理解しているものの、自律性が不充分であるためにジレンマに陥っている実態が明らかになった点であろう。この結果は2nd Asia Pacific Nursing Congressにおいて発表し、会場から国や地域の違いを示唆する貴重な意見を多数いただいた。今後は、この結果を一般化すること目指して、AHPを用いた再調査を実施し、臨床ナースの倫理的意思決定プロセスを体系化する予定である。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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