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見て習い伝承されてきた熟練助産師のケアを分析し、構造化をはかる基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 15791309
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関大分大学 (2004-2005)
大分大学(医学部) (2003)

研究代表者

水谷 幸子  大分大学, 医学部, 講師 (00336281)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード熟練 / 助産師 / ケア / 質的記述的研究 / 技 / わざ / エキスパート
研究概要

平成17年4月〜12月までこれまでのデータを分析し,再度,研究協力者の協力を得てデータの検討を行った。その結果,熟練助産師のケアの分析にあたり,研究当初【技】として用いていたが【わざ】を用いて分析することが妥当であると判断し,再度,データを読み返し,分析を行っている。このような分析視点の変更に至った背景には、看護において【技】の定義が明確でなく,現象を捉えていく中で,データと文献を再度検討した結果,本研究の主旨である,「助産師のケアを分析し構造化をはかる」という点は,熟練助産師の【わざ】をいかにとらえるか(分析の視点)によって現象の理解が異なるため,【技】か【わざ】なのか,慎重に分析し,考察する必要があると判断したためである。
一方,本研究の初期段階の成果の一部について,オーストラリア・ブリスベンで開催されたThe 27^<th> Triennial Congress of the International Confederation Of Midwives Congress 2005で発表した。
分析途中であるが,熟練助産師のケアには,ケアを受ける対象者との間に時間・空間を越えて「つながっている」という感覚が生まれていることがわかった。その感覚は信頼感・安心感であり,ケアの基盤として形成されていた。これはエリクソンの発達段階にみられる「基本的信頼」のような位置づけであり,時に「歩みより」,「見守り」そして「語りあう」といった個々の状況に応じた両者の行動によって信頼が生まれていた。また,助産師の寡黙な一途な姿勢(眼力・立ち振る舞い・口調・表情等)や,多くを語らずとも五感を通して視診・触診から見抜いてしまうアセスメント能力といった,個々の助産師ならではの【わざ】に対象者が気づき,認めるとことによって信頼をさらに高めていたことがわかった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 生まれ輝く命とともに2004

    • 著者名/発表者名
      生野末子, 水谷幸子
    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      大分合同新聞文化センター
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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