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クリティカルケアにおける看護師の看護援助技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15791321
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関高知女子大学

研究代表者

大川 宣容  高知女子大学, 看護学部, 講師 (10244774)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードクリティカルケア / 看護援助技術 / アセスメント力 / 看護師
研究概要

クリティカルケアの場で看護師がどのような看護援助技術を提供しているのかを明らかにするために、以下のことを行った。まず、昨年度の研究成果に基づき、看護者がクリティカルケアの場で提供している看護援助技術を明らかにするためのインタビューガイドを作成した。そして、研究協力の依頼に同意した経験豊富な看護師に対して個別に半構成的な面接を行った。データの逐語録を作成し、質的に分析し、看護者が提供している看護援助技術を抽出し、分析を行った。
看護師は、極力患者に侵襲を与えないことを意識しながら、【身体的アセスメント技術】、【生理的安定をもたらす技術】、【危険を回避する技術】、【安楽をもたらす技術】、【家族を支える技術】といった基本的な援助技術を駆使していた。看護師は常に患者の反応を掴みながら援助技術を提供しており、【身体的アセスメント技術】がその基盤となると考えられた。また、それらの技術をクリティカルケアの場で駆使するためには、患者の身体体験や患者・家族のこれからを考えてよりよい方法を考えていく『編み出す力』、またICUで起こっていることを把握したり、治療方針や実施した処置から今後起こってくることを予測する『見通す力』が必要となることが明らかになった。一方で、よいと思うことが周りの理解やコストという壁に阻まれる現実や看護援助の効果が見えにくいことなどがクリティカルケアを実践していく上で課題となっていると捉えていた。基本的な知識を大事にしながら、患者の状態に応じたアセスメントができるようにしていくことが、看護援助の効果を実感できるためにも、また周りの理解を得るためにも重要となると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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